ありふれた人生

を探していた

彼女

俺には彼女がいる。すごく可愛くて、明るくて、誰にでも優しくて、英語も中国語も喋れるすごい女の子だ。おっぱいは小さいけど、すごく可愛いんだ。

俺は彼女と婚約している。婚約ってのは口だけでできるから、別に何をしたってわけじゃない。この間は2人で市役所に行って、婚姻届をもらってきた。素敵だろ。

彼女とセックスをしていると、もう何もかもがどうでもよくなる。俺には何もないかもしれないが、彼女はめちゃくちゃ可愛い。それだけで俺は人生の勝ち組だって思える。今の彼女と別れてしまったらたぶん立ち直れないと思う。それくらい彼女は大切だ。

さっきも電話をした。俺たちは会わない日は毎日電話する。大体24時過ぎにビデオ通話をするのだ。彼女と喋っていると汚い自分がどんどん浄化されていく。それはまるで、1人で大自然を歩いているかのようである。

今の彼女を幻滅させないために頑張るというのは、頑張る理由に十分なり得る気がしてきた。俺が今までめちゃくちゃに頑張れてきたのは、今の彼女に会うためであって、これから頑張るのは今の彼女とずっと一緒にいるためだと思うことにしよう。